2023.11.9
- イベント
研修会「むちうち症の生体力学的考察―新しい着眼点を踏まえた再整理―」(主催:日弁連交通事故相談センター 愛知県支部)
公益財団法人日弁連交通事故相談センター 愛知県支部では、業務知識の向上などを目的とした研修を弁護士会会員向けに実施しています。今回の研修は、地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点との共同開催のため、弁護士会会員以外の方にもご参加いただけます。
近年、自動車業界では、CASEという言葉に代表される目まぐるしい技術革新が進んでおり、移動に新たな価値を与えるサービスが生まれはじめています。このような業界の変化に伴い法制度も毎年のように改正されています。しかし、交通事故紛争の現場は、必ずしもこのような状況変化を取り入れて進化しているとは言えません。
今回の研修会では、名古屋大学大学院工学研究科より水野幸治教授をお招きし、生体力学の観点から交通事故の瞬間に搭乗者の身体がどのように動き、それによって身体のどの部分に負荷がかかって傷病が発生するのか、受傷機転のメカニズムをお伺いします。特に、医学的所見が自覚症状に限られるむちうち症の発生の有無や程度を、どのような要素から評価するのが論理的に正しいのかを掘り下げます。
皆様、ふるってご参加ください。
本件のポイント
- 生体力学の観点から、事故の瞬間の身体の動きを把握するとともに、それに基づいてどのような被害防止措置が車両に搭載されているのかを確認します。
- むちうち症の受傷機転の立証において、どのような要素が評価を左右し得るものであるかを具体的に考察し、従来の裁判実務における常識を再整理します。
- 開催日時
令和5年11月22日(水) 午後3時30分から5時00分まで
- 視聴方法
Zoomによるウェビナー(お申し込み後、視聴URLをお送りします)
- 申込方法
一般の方と愛知県弁護士会会員の方とでは申込方法が異なりますのでご注意ください。
●一般の方 :申込フォーム(先着順)
●弁護士会会員:愛知県弁護士会会員ホームページ
「行事一覧>研修カレンダー」からお申し込み
- 講 師
水野 幸治教授(名古屋大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻 機械知能学)
および、日弁交通事故相談センター 愛知県支部 産学官連携チーム員/弁護士
- 主 催
日弁連交通事故相談センター 愛知県支部、
地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点(名古屋大学)
- 後 援
東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所(GREMO)
プログラム ※敬称略
開会の挨拶
星野 真二 日弁連交通事故相談センター 愛知県支部 副支部長/弁護士
趣旨説明
友近 直寛 東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授/
日弁連交通事故相談センター 愛知県支部 産学官連携チーム長/弁護士
研修会
むちうち症発生のメカニズムに関する生体力学的考察
水野 幸治 名古屋大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻 機械知能学 教授
裁判実務における伝統的な考え方の再整理(質疑応答)
水野 幸治 名古屋大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻 機械知能学 教授
松葉 想、立松 知真
※いずれも日弁連交通事故相談センター 愛知県支部 産学官連携チーム員/弁護士
閉会の挨拶
丹羽 洋典 日弁交通事故相談センター 愛知県支部 産学官連携チーム員(同支部運営委員長)/弁護士
問合せ先
※お問い合わせの内容によって、問合せ先が異なりますのでご注意ください。
研修会のプログラムや内容について
愛知県弁護士会 事務局 第3課 市民係
電話番号:052-221-7096
視聴方法について
地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点
E-mail:info-mymobi@mirai.nagoya-u.ac.jp