研究開発課題1

漸進的地域創⽣と応答型研究開発を進めるフラッグシッププロジェクト

グループリーダー
金森 亮

先進技術、制度改革、マインドセット変容からなる研究開発事項を社会実験など実プロジェクトの中で実証し、新たな課題を研究開発事項にフィードバックしていくとともに、地域創生も進めます。
先進技術の社会実装では、技術的課題だけでなく、地域住民による受け入れや法制度の整備、公民連携なども必要となります。そのため本課題では、人々が生活する実際のフィールドで、他の研究開発課題の成果を用いた実証実験を行い、技術およびシステムの地域への適合性や導入過程で生じえる課題などを明らかにしていきます。

テーマ1-1

名古屋市と春日井市を結ぶ名古屋東北回廊プロジェクト

ユニットリーダー
金森 亮

名古屋東北回廊とは、リニア中央新幹線がつながる名古屋駅から、名古屋市と春日井市にまたがるJR中央線沿線を含む回廊地域を指します。この回廊地域において、自動運転、バス高度化、AIオンデマンド交通などを組み合わせた地域イノベーションを起こします。

テーマ1-2

歴史的商業地区再生プロジェクト

ユニットリーダー
金森 亮

名古屋駅と名古屋城の間に位置する地区を「エキ・シロ」と呼びます。そのはじまりは慶長15年(1610年)の名古屋城築城にまで遡ることができる歴史的商業地区です。この地区において、移動の価値を高める技術を組み入れた自動運転などの先進モビリティの導入によって、地域イノベーションを起こします。

テーマ1-3

岐阜市遊覧都市再生プロジェクト

ユニットリーダー
倉内 文孝

昭和初期に掲げられた「遊覧都市」構想を、昔ながらのまちなみが残る川原町や、「信長公の鼓動が聞こえる歴史公園」として再整備が進められている岐阜公園といった市内に点在する魅力的な観光施設を巡る自動運転バスによって再生します。誰もが気軽に出かけられてストレスフリーに移動ができる「自動運転バスがいつも走っているまち・岐阜市」を実現し、都市全体の魅力を高める地域イノベーションを起こします。

MEMBER

グループリーダー・ユニットリーダー

金森 亮

KANAMORI, Ryo

  • 名古屋大学 未来社会創造機構 特任教授

kanamori.ryo[at]nagoya-u.jp

多様な移動ニーズに対応することは、個人の生活満足度が向上し、地域の魅力向上に貢献すると信じています。既存の公共交通に自動運転技術も活用したシェアサービスを組み合わせて、複数の移動手段・経路から状況に応じて賢く選択できる仕組みの構築、持続可能な事業モデルの確立、データ駆動型のサービス改善手法の構築を目指します。

ユニットリーダー

倉内 文孝

KURAUCHI, Fumitaka

  • 岐阜大学 工学部 教授

kurauchi.fumitaka.c3[at]f.gifu-u.ac.jp

情報化、自動化、共有化、電動化、自動車や移動の概念が大きく変化しつつある現在ですが、移動のためのニーズは大きく変化しているわけではありません。人々が安全に安心して便利に生活でき、そして地球環境・社会が持続可能となるように、利用者、住民のニーズを適切に把握しつつ、最適なモビリティサービスをデザインする方法論を考究します。

[at]は@に書き換えてください。