2023.7.13
- 開催報告
キックオフシンポジウム(3/28開催)資料付
令和5年 3月28日(火)、地域を次世代につなぐマイモビリティ共創拠点は、キックオフとなるシンポジウムをアジアコミュニティフォーラム(名古屋大学 アジア法交流館)とオンラインのハイブリッド形式で開催し、400名を超える方に参加いただけました。
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講演資料
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本拠点は、『みんなの「行きたい」「会いたい」「参加したい」をかなえる超移動社会』をビジョンに掲げ、マイカーを使わない(運転できない、運転したくない)人にも公平な社会参加の機会が得られる、持続可能な地域の共創を目指しています。
本シンポジウムはそのキックオフとして開催されました。
まず、本拠点の代表機関である東海国立大学機構名古屋大学の杉山直総長が開会の挨拶を、主催者を代表して佐宗章弘名古屋大学副総長がそれぞれ挨拶しました。
来賓挨拶として、文部科学省産業連携・地域振興課拠点形成・地域振興室の梅原弘史室長、および共創の場形成支援プログラム地域共創分野の中川雅人プログラムオフィサーからはビデオメッセージで、同プログラムの西村訓弘副プログラムオフィサーからは直接、本拠点への期待を込めたお言葉をいただきました。
その後、森川高行プロジェクトリーダー(名古屋大学 教授)が、本拠点のビジョンである『みんなの「行きたい」「会いたい」「参加したい」をかなえる超移動社会』の策定の背景や、これの実現に向けた研究開発について紹介しました。
続いてのパネルディスカッションでは、話題提供として登壇するパネリストがそれぞれの取組みについて紹介しました。
参画する自治体からは、名古屋市の日下 雄介住宅都市局長、春日井市の加藤達也副市長、そして岐阜市の神戸智史交通政策課長がそれぞれ登壇し、各自治体におけるまちづくりや移動に関するこれまでの取組みを紹介した上で、本拠点参画に対する期待を述べました。
続いて、参画企業である名古屋鉄道株式会社の山口啓輔課長、および東海旅客鉄道株式会社の本小輝晃副長が、自社における移動に関する先進的な取組みや、本拠点での取組みに関する構想について紹介しました。
パネルディスカッションでは、モデレーターを森川 高行プロジェクトリーダーが、サブモデレーターを大本 綾さん(株式会社 Laere 共同代表)がそれぞれ務めました。
講演や議論を絵や文字で表したグラフィックレコーディング(グラフィックレコーダー:仲沢 実桜さん)を見ながら、話題提供の振り返りを行いました。
その後の議論では、「地域の移動問題にどう向き合い、どのような価値を提供していけるか」という問いかけから、地域のステークホルダーとの対話を通して、これまでならあり得なかった移動の姿や価値を示していくことが重要であるといった、今後、本拠点が取組むべき方向性を示唆する内容が各々から語られました。
本シンポジウムの閉会に際して、東海国立大学機構の松尾 清一機構長より、前身となる名古屋大学COIの成果を引き継いだ拠点として、これからの取組みに対する期待を閉会挨拶としていただきました。